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”縁を切る” ことの重要性

先日の雪にはびっくりしました。
寒暖が激しいのが春先の常とはいえ、この時期に雪景色を見ることになるとは思いませんでした。

今回は「縁を切らないといけないもの」についてお話しします。
そもそも、「縁を切る」という言葉の意味がピンと来ますか?
親子の縁を切る、なんてたいそうなイメージですが、
建築では「部材と部材を離すこと、もしくはあいだに何かを挟むこと」を意味します。
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写真は工事途中のトイレの排水管です。
これからキレイに床を仕上げて、グレーの管を塞いでいるガムテープを剥がして、
そこに便器を乗せて排水を接続します。

ここで重要なのは、グレーの管の足元に見える白いスポンジのような部材です。
そうです!
こいつが縁を切ってくれる、とても重要な役割を果たしているのです。
縁を切るのは、床と排水管の関係です。

もうピンと来ていると思いますが、
排水の振動が床に伝わらないように「縁を切る」ことが重要なのです。
絶縁材と呼ばれます。

身近なところでは、携帯電話をイメージしてみてください。
バイブをONにしたまま机の上に携帯電話が置いてあります。
この状態で着信があると振動で音が響きますよね。
ビィー♪ビィー♪ って。。

でも、持ち上げれば音は止まります。
ハンカチの上に電話を置いておけば、振動していることにすら気づかないこともあります。
このハンカチこそが絶縁材なのです。
縁を切ってくれています。

あまり目立たないうえに、便器がセットされると見えなくなってしまうのですが、
この絶縁材の効果は絶大です。
特にトイレの排水管には一気に大量の排水が流れるので、
絶縁材が正しく施工されることが重要となります。
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併せて、階下での配慮も紹介します。
排水管に吸音・防音の効果がある材料を巻いています。
黒く見える材料が防音材です。
これで室内に排水音が漏れるのを出来るだけ少なくしています。

音の感じ方は個人差があってとても難しいのですが、
見えなくなるところで、音を防ぐ努力をしているのです。
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by sekou-kanri | 2010-04-17 22:58
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