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建物に仕掛けられた“トラップ”

W杯もいよいよ終盤。
ヨーロッパ勢が強いですね。

今日は住宅に必ずある“トラップ”の話をします。
和訳すれば「罠」。
サッカーでも「トラップ」という用語がありますね。
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今回紹介するのは、写真のような排水トラップです。
皆さんもこのような排水管を見かけたことがあるはずです。
ピンとこない方は台所や洗面化粧台の下を覗いてみてください。
形状の違いこそありますが、排水トラップがあるはずです。

写真の管に排水が流れることを想像してください。
このような形状のため、低い部分に必ず水が残りますよね。
この溜まった水が『封水』と呼ばれ、非常に重要な役割を担っています。

排水管の先は下水管に繋がっているため、悪臭がありますが、封水のおかげで臭いがストップします。
同様に有毒ガスが室内に逆流することも防いでくれます。
さらに害虫やネズミなども封水があるために室内には侵入できません。
このように排水管の途中に封水を設ける構造を排水トラップと呼んでいます。

先の写真は洗面化粧台のもので、形状からSトラップと呼ばれます。
これ以外のトラップもありますので、写真で紹介します。
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これは、壁のなかに排水管を通す場合の、Pトラップ。
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トイレの便器に水が常に溜まっているのもトラップです。
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風呂の排水口を掃除した経験のある方ならば、ここにも封水があるのがおわかりでしょう。

これ以外にも、外部の排水マスでトラップを取り、室内にはトラップを設けない方法もあります。
ただし、室内と屋外とで二重にトラップを設けるダブルトラップは排水不良となるため施工しません。

封水の考え方、ご理解いただけましたか?
台所や風呂の排水口を掃除するとき、必ず水が溜まっているのには重要な意味があったのです。
すごく簡単な仕組みですが、初めに思いついた人は天才だと思いませんか?
もしかすると、意図して封水を作ったのではなく、排水不良が生み出した産物なのかもしれませんけど。。。

ところで、この“トラップ”という語源は、やはり「罠」にあるそうです。
「害虫が侵入できない=罠」から生まれた言葉だそうです。
さらにサッカー用語のトラップも、「ボールに罠をかけて捕まえる」から派生しているそうです。
「罠」とはつながらないような二つのトラップも、元を辿れば同じところに行き着くなんて不思議ですね。





ヘーベルハウス多摩支店HPです。このブログのほか様々な情報が載っています。
是非一度ご覧下さい。

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by sekou-kanri | 2010-07-04 16:07
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