番外編 3 >>

“吹き抜け”を施工する

真冬の寒さが続きますね。
サッカーにラグビー、冬のスポーツも盛り上がりを見せています。

今日は“吹き抜けの施工”を取り上げます。
完成するととても気持ちのよい吹き抜け空間ですが、施工に際してはいろんな悩みがあります。
安全面と費用面、作業の効率など、まさに建築現場の悩みが凝縮されていると言っても過言ではありません。
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吹き抜けが出来上がっていく過程を想像してみてください。
まずは構造体である鉄骨の施工をします。
吹き抜けの一番上にある梁の接合のためにボルトを締め込まないといけません。
また吹き抜け面の外壁も取り付けなくてはなりません。
当然脚立では届かないため、足場を施工する必要があります。
躯体工事のための足場を設置します。
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しかしながら、足場を建てた床下を排水管や床暖房などの設備配管が通る事があります。
すると一時的に床を上げて配管工事をしたいのですが、足場が邪魔で施工できません。
どうするかと言えば、足場を解体します。
せっかくお金をかけて設置した足場を解体します。
解体にもお金がかかるのは言うまでもありません。

次に吹き抜けの施工で困るのは、内部木工事に先駆けて行う断熱工事です。
外壁の内側に断熱材を施工しますが、吹き抜け上部は施工できません。
どうするかと言えば、足場を施工します。
当然お金がかかります。
この段階では、鉄骨の梁が剥き出しになっているため、下の写真のように太い角材を渡して
厚いベニアを敷いて作業床を作って代用することも多いです。
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順調に進み、内部木工事へと工程が進みます。
壁や天井が施工されると今度は床貼り工事に移ります。
もうおわかりの通り、天井を施工するために設置されている足場が邪魔で床の施工ができません。
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で、またまた、足場を解体します。
これで大工さんは無事に床貼り工事を完了します。

次の工程は、クロス工事。
当然吹き抜けの壁や天井に壁紙を貼りますので、足場を施工します。
クロス工事完了後は、この足場を使って照明などを取り付けます。
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これでやっと足場を解体してクリーニングとなります。
ここで忘れてはならないのが、吹き抜けの窓をキレイにしておく事。
足場がなければガラスを拭くこともできませんからね。

クリーニングまで完了してホッと一息ついたあたりで次の問題が発生します。
窓の網戸が施工できない、窓に取り付けるカーテンが施工できない、といった問題です。
はしごで施工するのは危険なので、足場を施工します。

一体何度足場を施工しては解体することでしょう。。。
足場工事のための費用がどんどん膨らんでいきます。
しかしながら、不安定なハシゴなどで危険な作業をして事故を起こしてはいけません。
安全第一です。

できるだけ費用を抑えながらも安全な作業が実現できるように、各職種間の調整を行っています。
先の工程を見越して、足場施工を出来るだけ少なくするように頑張っているのです。






ヘーベルハウス多摩支店HPです。このブログのほか様々な情報が載っています。
是非一度ご覧下さい。

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by sekou-kanri | 2011-01-10 16:18
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