アース

洗濯機や電子レンジなどは、コンセント接続と同時にアース接続もしていますよね。
f0228863_812575.jpg緑の線を剥いて、ドライバーで締め込んで。。。
今回はアースについてお伝えします。

アース、または接地とも呼ばれますが、なぜ必要かご存知ですか?
簡単に言えば、感電しないため。
機器に溜まった電気を大地に逃がしてあげるためです。
わずかでも帯電した機器を、濡れた手などで触ると人間に電気が流れます。
これを防ぐために、アースを接続して電気を大地に逃がしているのです。


では、コンセントにドライバーで締め込んだアースがどのような経路で地面に到達しているのかを紹介しましょう。
コンセントから配線をさかのぼっていきます。
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コンセントを固定するための下地はこんな状態です。
この四角いプレートにコンセントを固定して線を繋ぎます。
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赤い被覆のなかに100Ⅴの電気を流す線とアース線が入っています。
黒と白の線が電気を流す線、緑色がアース線です。
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赤い線の反対側は分電盤に接続されています。
分電盤が設置される位置にはたくさんの配線が集まってきていますね。
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仕上がるとこんな状態になって、たくさんある緑色のアース線が全て接続されます。
そしてこの先が地面を目指して配線されていくのです。
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壁のなかを外に向かって進みます。
いろんな線がありますが、アース線はやはり緑色の線です。
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外壁を貫通して出てきた緑色のアース線は、接地棒に接続されて地面に突き刺さります。
(接地棒の写真を撮りたかったのですが、、、ちょうどよい工程がありませんでした。。。)

身近にあるアース。
このように配線経路をたどっていくと意外に興味深くありませんか?
あなたの家のどこかにも接地棒が突き刺さってますよ。
北側のジメジメしがちなところに。
今度アースを接続するときに思い出してみてください。
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# by sekou-kanri | 2010-05-16 08:59

補修とは・・・

「補修」
あまり良い響きの言葉ではありませんよね。
何か悪いことをごまかすようなニュアンスがあると思います。
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しかし現実には、建築現場では必ず補修が行わています。
キズを補修することもありますが、
切断面を塗装したり、作業する上でどうしても出来てしまう隙間を埋めるなど、
必ずしも失敗を隠す目的だけではありません。

今回はこの「補修屋さん」にスポットを当てます。
かねてより、現場で働く職人さんを紹介したいと考えていましたが、
どうしても最初に紹介したいのが「補修屋さん」でした。

なぜなら、地味だからです。
しかしながら上述の通り、現場には欠かせません。
そして誰でも出来るかと言えば、当然NO。
繊細な技術が要求されます。
さらに最も特筆すべきことは、作業対象が他人の仕事の後始末ということです。
f0228863_1472134.jpg自分で一からモノ作りをする職種ではなく、
他人の仕事に輝きを持たせる人達なのです。

道具を見るだけでもその繊細さが伝わってきますよね。
いろんな色を調合して現場にピッタリの色を作っていきます。
右の写真は木材の補修材です。
油脂でできていて、ハンダで溶かして使用します。
使い込んでいるのを感じてもらえると思います。

最後に私がお世話になっている「補修屋さん」を紹介します。
富塚さんです。
f0228863_14141516.jpg写真を撮らせてもらうのに一苦労でした。笑
マスクを着けているのが自分らしいとの事この写真です。
多少の照れもあったのでしょう。。。

このような補修屋さんが今日もどこかの現場で色合わせをしています。
これからもよろしくお願いします。
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# by sekou-kanri | 2010-05-09 14:34

日々努力です

5月になってやっと春らしい空気を感じられるようになりました。
風の薫る、とても気持ちのよい季節です。

今回は、工事監理者と工事店との関係についてお話しします。

住宅を建築するには、中心となる工事店があります。
〇〇工務店とか、△△建設というのはよく目にしますよね。

この工事店とは定期的に打ち合わせを行っています。
工事現場の工程、現場で発覚した不具合の改善、お金の問題、等々で内容は多岐に渡ります。
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そんななかでも私が重要だと感じていて実行しているのが、
現場で働く職人さんも含めての話し合いです。
職方会などと呼ばれることが多いようです。

目的は、施工する人全員の意志を同じ方向に向けること。
みんなで話し合い、こちらからの要望も加味して、
お住まいになるお客様に満足していただけるように努力しています。

工事現場では、どうしても現場サイドの都合が優先されがちなのですが、
まず考えなければいけないのは、そこにお住まいになるお客様の顔です。
我々の施工を信頼してご契約いただいたお客様の期待に沿う工事を行わなければなりません。

このためには、「言い続けること・やり続けること」が大切だと思っています。
文章で書くのは易いものの、実行はとても難しいですね。
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今回の職方会では、全員で話し合いの時間を多く取りました。
グループに分かれて、同じテーマで話しあい、発表をしました。

少しでも現場を改善するために、一つでも多くお客様の笑顔を見られるように、
普段は口下手な職人さんが発表している姿はとても刺激になります。
私も自分に出来ることを一つずつ実行しようと改めて決意しました。

工事現場には、多くの人が施工にやってきます。
職種も様々なうえ、初めて会う職人さん同士が一緒に仕事をすることもあります。
ときには混乱することもあります。
しかし、もうすぐお住まいになるお客様の顔が自分の仕事の先に見えていれば、
自然と同じ方向を向いていくのではないでしょうか。

この取りまとめ役(仕向け役)が工事店であり、工事監理者であると考えています。
「皆で同じ目標に向かって作業する現場」を実現すべく日々努力しています。
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# by sekou-kanri | 2010-05-02 12:03

”縁を切る” ことの重要性

先日の雪にはびっくりしました。
寒暖が激しいのが春先の常とはいえ、この時期に雪景色を見ることになるとは思いませんでした。

今回は「縁を切らないといけないもの」についてお話しします。
そもそも、「縁を切る」という言葉の意味がピンと来ますか?
親子の縁を切る、なんてたいそうなイメージですが、
建築では「部材と部材を離すこと、もしくはあいだに何かを挟むこと」を意味します。
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写真は工事途中のトイレの排水管です。
これからキレイに床を仕上げて、グレーの管を塞いでいるガムテープを剥がして、
そこに便器を乗せて排水を接続します。

ここで重要なのは、グレーの管の足元に見える白いスポンジのような部材です。
そうです!
こいつが縁を切ってくれる、とても重要な役割を果たしているのです。
縁を切るのは、床と排水管の関係です。

もうピンと来ていると思いますが、
排水の振動が床に伝わらないように「縁を切る」ことが重要なのです。
絶縁材と呼ばれます。

身近なところでは、携帯電話をイメージしてみてください。
バイブをONにしたまま机の上に携帯電話が置いてあります。
この状態で着信があると振動で音が響きますよね。
ビィー♪ビィー♪ って。。

でも、持ち上げれば音は止まります。
ハンカチの上に電話を置いておけば、振動していることにすら気づかないこともあります。
このハンカチこそが絶縁材なのです。
縁を切ってくれています。

あまり目立たないうえに、便器がセットされると見えなくなってしまうのですが、
この絶縁材の効果は絶大です。
特にトイレの排水管には一気に大量の排水が流れるので、
絶縁材が正しく施工されることが重要となります。
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併せて、階下での配慮も紹介します。
排水管に吸音・防音の効果がある材料を巻いています。
黒く見える材料が防音材です。
これで室内に排水音が漏れるのを出来るだけ少なくしています。

音の感じ方は個人差があってとても難しいのですが、
見えなくなるところで、音を防ぐ努力をしているのです。
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# by sekou-kanri | 2010-04-17 22:58

番外編 : 満開の桜と菜の花畑

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暖かな陽気に誘われて、休日に桜を見てきました。
今週は更新する予定はなかったのですが、あまりに素敵な光景に出会ったので番外編としてお伝えします。

対岸から架かる橋を渡っていくと、見事な桜色と足元に広がる鮮やかな黄色に圧倒されます。
土手に延々と続く桜並木とその下に広がる菜の花畑です。
空の碧さも加わり、何と表現してよいのか適当な言葉が見つかりません。

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心身ともにリフレッシュされて、また仕事に頑張ろうと思える一日でした。

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# by sekou-kanri | 2010-04-12 20:10