桜が満開となりました。
暖かい春が待ち遠しいところです。 今日は鉄骨造にとって大切なボルト施工について紹介します。 工事現場ではいろいろなボルトが使用されています。 金のボルト、銀のボルト、黒いボルト、長いものや短いものなどたくさんあります。 どのボルトにもそれぞれの役割があり、決められた部位で頑張ってくれています。 こいつらが正しく機能してくれないと、「家の構造」という大切な部分の信頼が揺らいでしまいます。 なので、施工する人が間違えない事、万一間違えてもチェックする際に気づくこと。 この二点がとても重要です。 施工する現場の人は、まず正しい部位にボルトを挿入します。 そして魂を込めて締め込みます。 電動工具を使用しますが、手作業で締める時と同じ思い入れを持って施工します。 締め込んだら、即マーキング。 私が品質を保証します!という熱い気持ちでマーキングをしています。 今日の現場では桜色のマーキングに出会いました。 次に私たち監理者は、 正しいボルトが使用されているか?きちんと締め込みがされているか? をチェックします。 管理方法は、ボルトの種類や施工方法によって様々ですが、一例を紹介します。 左は締め込み済で白いマーキングがあるボルト。 右は全く締められていないボルト。 違いがわかりますか? ナットの位置が違う、なんてのはナシですよ。 答えは、”ナットと座金の隙間の有無” です。 ナットはわかりますよね? 六角形のくるくる回すやつです。 座金はその下の円盤状のものです。 この座金に仕掛けがあって、力が加わっていない状態では下向きに少し反り返っています。(写真右) ところが、現場で締め込まれて魂が注入されると、この隙間がなくなるのです。(写真左) ですから、私たちはこの隙間が残っていないか?という視点でたくさんのボルトを見ます。 住宅の大切な構造部分に、この”隙間”が残っていないか?を目を凝らして、ときには懐中電灯を使って調べています。 家族の幸せな家を守るため、この隙間を見逃さない努力を続けています。
by sekou-kanri
| 2010-04-04 17:23
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